たくさん たくさん 泣いた日に
夕方散歩へいきました
川辺の花の紫の
一つ一つが可愛くて
そのひとひらの花びらが
日々の営みにみえました
昔々のとある日に
ご先祖様もひょっとして
人の涙を流しては
人の弱さを感じたの
その空のような繋がりに
わたしは温もり感じます
ああ、この日この時に見た花の
淡い紫の哀しさよ
こんなわたしもいつの日か
この世の過去になれるのか
ああ、この日この時に吹く風よ
愚かな女をなぎ倒せ
ああ、あの曇り雲のように
この世とひとつにしてください