寂れた裏路地の小さな階段
十二月の冷たく乾いた空気に
ほんの少し肩をすくめた
此処にいる自分を誰も知らず
こんなにも私は自由で
こんなにも嘘で
こんなにも苦しい
私はただ、若さを抱きしめ
幼さと愚かさを
その言葉以上に感じているはずだった
パリ十区
灰色の運河さえ私を映さない
私は未だ
言葉さえ
知らないから
ANNE
寂れた裏路地の小さな階段
十二月の冷たく乾いた空気に
ほんの少し肩をすくめた
此処にいる自分を誰も知らず
こんなにも私は自由で
こんなにも嘘で
こんなにも苦しい
私はただ、若さを抱きしめ
幼さと愚かさを
その言葉以上に感じているはずだった
パリ十区
灰色の運河さえ私を映さない
私は未だ
言葉さえ
知らないから
ANNE