物音ひとつしない朝
柔らかな陽だまりの中に押し寄せる
ゆったりとした恐怖は
生ですか、死ですか
君の声が聴こえやしないかと
沈黙の部屋の隅々まで
耳を澄ませてみる
すると、僕は
もう一度、沈黙を知り
口の中にへばりつく
忌々しい生を
まじまじと味わうのです
そして、僕は
この苦みが、ただ一つ
僕だけの生だと
ぼんやりと、ただ、ぼんやりと
思ってしまうのです
物音ひとつしない朝
柔らかな陽だまりの中に押し寄せる
ゆったりとした恐怖は
生ですか、死ですか
君の声が聴こえやしないかと
沈黙の部屋の隅々まで
耳を澄ませてみる
すると、僕は
もう一度、沈黙を知り
口の中にへばりつく
忌々しい生を
まじまじと味わうのです
そして、僕は
この苦みが、ただ一つ
僕だけの生だと
ぼんやりと、ただ、ぼんやりと
思ってしまうのです